アルミニュウム(AL+SIC)は大型トランジスター(IGBT)用に開発された放熱板です。パワーモジュールの信頼を大幅に向上する事によりコンパクトになりMPUキャップ、各種デバイス部品、プラズマディスプレイ製造用センサーなどに、めっきを施す事で直接接合して多量の放熱を可能にしました。 |
複合ボロンめっき(Ni−B)
ハンダ付性 ロウ付け性、
耐食性、離型性リンの代わりに
ボロンを1%共析して金メッキの 代替として熱伝導性に優れている |
|
無電解ニッケルは、1953年米国で工業化に成功して以来、航空機器及び宇宙機器などに多く使用され、わが国でも昭和30年から実施しており、電装品・航空機器に多く採用しているが現在は金型や機械全般に行われています。
このめっきは還元反応による科学的ニッケルめっきで、均一なめっき厚さが得られ耐食性がよく殆んどの材料に適用できるなどの特徴があり、又めっき後熱処理を行う事により、硬度 耐磨耗性を一層改善できると言う他のめっきにない特異の性質があります。
硬度・・・熱処理により更に硬くなります。溶蝕温度890℃
精度・・・指示の厚さに均一に出来る
耐食性が良くニッケル含有率が高いのでボンディング性にめぐまれています。
このめっきの主な特徴としては下記のものが上げられます。
(1) |
均一なめっきの厚さが得られ(±10%以内)又めっき時間を変えることにより任意の厚さにめっき出来る。 |
(2) |
つきまわりがよく、滑らかな面が得られピンホールがない。 |
(3) |
耐食性がよく、純ニッケルと同程度である。 |
(4) |
ほとんどの材料に適用できる。 |
(5) |
耐磨耗性がよく、めっき後400℃以上で熱処理すると硬質クロムめっきに匹敵する。 |
(6) |
硬度が高くめっきしたままで、Hv約500、めっき後400℃で熱処理するとHYv約900となる。 |
(7) |
めっきしたままでは、磁性はないがめっき後300℃以上で熱処理すると磁性を生じる。 |
特にこのめっきの大きな特長は、めっき後熱処理を行う事により硬度及び耐磨耗性を一層改善出来る事で、他のめっきにない特異なものである。又、めっき後の熱処理による、物理的性質の変化についてはめっきしたままの状態では完全に非晶質であるが、275℃〜400℃に加熱すると結晶質になるとともにリンニッケル化合物Ni3Pが曲折出、し硬化する性質があります。
|